ラーメン屋転生譚

 大学時代の親友、20年弱ぐらい勤めたパチ屋で手抜きとサボりしかしない新人を叱責したら、逆にそいつが「パワハラを受けました」と本部に訴えて、クビ同然に職場を去る事になったそうな。なんというかまあ、実に現代っぽいというか、しょーもない馬鹿馬鹿しい話だ。ワイがラーメン屋に転生させてやる。


 嫁と子供三人を抱えた41歳オッサン。てっきり業界的に待遇はそれでもイイ方なんだろうと思ったが、山形の過疎地の支店ではそんなこともなかったらしい。痛風で足が脛まで赤く腫れ上がって歩けない状態でも出勤させられたと聞いて正直ドン引きした。先日、相談に乗ってくれと言われて山形に行った次第。


 もう勤めるのはウンザリだ、ラーメン屋は俺でも出来るか?と問われて「ワイでもなんとかなったから大丈夫やでwww」と答えたら「そうか!なら大丈夫だな!」と言われたのは正直イラっとしたが、出来るだけ力を貸してやろうと思う。そのうち山形県のどっかにラーメン屋が出来たらよろしくお願いします。