若年層の投票率が低いわけ

 若年層の投票率が低いのは単純に面倒臭いからだろうよ。
 別に楽しくもなけりゃ面白くもない、投票行動が我が身に返ってくる実感もなければ、政治にまつわることでいつもは悪者にされて、どのような結果であっても罵られるんだから、関わらんが吉、となって当然だろうよ。


 ワクチン接種のことでも、八割方は打ちたいのに、待たせるだけ待たせて「若者は打ちたがらない」とか、いやええかげんにせえよと。先に「お待たせして申し訳なかった」と謝るのが筋違うんかい、と。


 どういう望みを持っていたとしても、そうやって馬鹿扱いされて辛抱させられても謝っても貰えないんだから、そりゃあ嫌いになるよ。


 んで投票に行かないことでも罵られて、折角の余暇を態々割いて、行ったら行ったでそいつ(どの陣営でも)にとっての悪い結果をお前らの所為だと押し付けられるんだから、もう見ない聞かない関わらない、この世に無いこととして振舞うのが賢い選択になってしまう。


 どうやったってジジイババアに偉そうにされて不愉快を被るんだったら、わざわざツマランところに出掛けて不愉快を被りに行かない。家にいるなり遊びに行くなり稼ぐなりして不愉快を最小限にする。


 政治に関わると何をやっても不愉快なのよ。本来は不愉快を解消する為にやることの筈なんだけど、実際は不愉快が不愉快を呼び更に不愉快になるばかりで、いいことが一つも無い。責めていいことの一つや二つ作ってやろうとせんか、ジジイババア、オッサンオバハン。それが年長者の務めではないのかね。