コミケと都営バス運ちゃんのこと・メモ

 一般参加したコミケ帰りのバスの運転手さんが面白かった話。乗ったバスは東京ビックサイトから東京駅まで向かう都バスの昼下がりの急行便で、巣鴨営業所の車と運転手さんが応援できていました(以下リプに続く)

 運転手「このバス大変珍しいため写真を撮る方が沢山おられます。田舎に帰省しているはずの方おられましたら、バレないようご注意ください」


 運転手「沢山写真を撮られていますが皆様には一切興味はございません。ご了承ください。」


 運転手「昨日は交通、メカミリでしたね。私は一般参加したかったのですが、この仕事が入りました。知り合いにお使いを頼んだので、本日帰宅してからが楽しみです。」


 運転手「夢の国ビックサイトから現実の国東京駅八重洲口へ参ります」


 運転手「普段は巣鴨秋葉原というド田舎を走っていますが、有明という大都会を走るのは初めてで非常に緊張しています。」


 運転手「コミケには詳しくありません。2回しかサークル参加したことがありません。」


 運転手「このバスは都営バスでも29台しかいない大変珍しいバスです。そのためこの先も沢山写真を撮られます。本来この場所に居るはずのない方、セルフモザイクで回避してください。」


 運転手「しばらく黙ります」


 運転手「次の交差点を曲がった先が混んでいるか混んでいないかで所要時間がかわります。右に曲がりm …………そこまでこんでませんね。御安心ください」


 運転手「ビックサイトから東京駅まで25分程度で参ります。最長記録は90分でした。そこまではかからないと思います。」


 運転手「只今走っておりますこの道路は白バイゾーン、速度取り締まりが多いところでございます。急ぎたいのは山々ですがゆっくり走ります…先程も1台捕まっておりました。」


 運転手「佃大橋を超えますと夢から現実に戻す魔の左カーブがあります。しっかりお捕まり下さい。…地上に舞い降りまーす。」


 運転手「段々と終点が近づいてまいりました。みなさま、心の準備はよろしいでしょうか。」


 運転手「特に戦利品など忘れ物ございませんようご注意ください。忘れられますと大変ショックです。また、営業所での引取りという儀式もございます。本日は都営バスをご利用ありがとうございました」

(拍手)