上氏と米山氏の最大の功績は、東大医学部に入る受験勉強の能力など、世の中では全く役に立たないと世に広く知らしめたこと。自分の得意なことに意識過剰になって、自らに欠けるものが見えなくなるのが彼らの特徴。東大に入ってクイズばかりやっている人間も、将来この種の人間になる確率が高いと思う。 https://t.co/GUkyf88Mfr
— Hideki Kakeya, Dr.Eng. (@hkakeya) 2020年3月13日
試験で高得点を取る、クイズに勝つというのは、他人に対する優越感を得ることが目的化しがち。一方、社会に出て仕事で求められるのは、他人の抱える問題を解決すること。研究者になるなら、誰も解いたことのない問題の解を見つけること。いずれにしても、受験やクイズとは性質を大きく異にする。
偉そうなことを言っているが、私も若い頃は上氏や米山氏と似たタイプの人間だった。受験勉強は得意だったので。だからこそ、彼らの考え方がよく分かるというのもある。上念さんが元左翼だったので、左翼の考えが分かるというのと同じ。歳を重ねると普通は変わるものだが、あの歳でそのままなのが凄い。