グルーミングについて・メモ

グルーミングについて
ネットがテレホーダイの頃にもおりましたことを報告いたします


14歳のわたしが個人のメンタル系サイトのBBSに書き込んだとき、メールにて相談を受けてくれた成人男性がいます
眠れないというわたしに、大人だったらセックスして眠ればいいって言うけど、君は中学生だからな…
何度も何度も言われまして、大人はそういうものなんだろう、と本気で思いました
セックスをすれば眠れるのかな?
わたしが子供だからそれはできないの?
そんなの、なんか嫌だな…
となった頃
眠るときに聞くと良いCDを渡したいから会えないか?と誘われました
少女ハココ行く気満々です


母に出かけると言いました
母は不審がります
メールで母が行くなと言っているから、行けないかも…と話します
すると、相手が女性だと言えば大丈夫じゃないか?と提案されます
母にもう一度話します
母は、そのひととどこかに行ってしまうの?と泣きました
そんなこんな
彼に行けない…と話しました


それでも食い下がるそのひと
どうしても渡したい、君のために
君がちゃんと帰れば問題ないんだから
そもそも、眠れないことだって、君が中学生でなければセッ…(中略)…君はお母さんのせいで自由もなくなるんじゃないか?君の人生は君が決めるべきだろう?


善良な成人男性ではなかったのだと思う
けれども、ネットはまだそれほどメジャーでもなく、リスカというもの知名度もなく、精神的な病の情報もネットからくらいしか得られない田舎
成人してもどうしてか性の知識ゼロのままでいたわたし
当時の少女ハココも知識なしですし、このひととセックスしちゃうことのハードルも下がりまくりです


毎日のように、悩みを打ち明け、やさしい言葉と励ましと、周囲の無理解への嘆きをもらい
度々、君が大人だったらセッ…の文を送られてきまして、それが良いことのような気しかしなくなりました


が、母を裏切れない!という思いが強く、泣く泣く会うことの方を諦めました


しかし


友達の女性も一緒だよ?
と、わたしが入り浸っているサイトの管理品の女性の名前を出したりしてきます
そしてわたしの身を案じていると


わたしは、そんなにもわたしのためを思ってくれる彼を裏切るのだ…という罪悪感から、彼とメールを辞めることにしました 悲しくて悲しくて仕方なかったです→


このとき、わたしを止めたのは
母を裏切ることはできない!という思い
当時、母が必死に、たったひとりで、いろんなものを背負い戦っていたこと
何より、父が事件を起こしたとき
消えたい…と友人の前で泣いた母の姿
それらがわたしを止めてくれた
母への信頼や、母からの娘への信頼だと思う


現在は、あの成人男性の言動のオカシイ部分に気づける
でも、少女ハココは、助けてくれる、話しを真剣に聞いてくれる、とても良い大人だと感じていた
画像を送るとかはなかったけど
会いに行ったら危険だ


昔から変わらない手口
しかし、未だに彼を善人と思うハココ
彼のH.N、教わった歌や本、覚えてる

 平林たい子、に似たようなモティーフで、似たような葛藤を鮮やかに描いたものがあったと思うが、いま、思い出せない。