コロナパニック異聞

 米の売り上げが急増してるし、電池、ラジオ、水あたりも異常な売れ方してます。テレビで偉い先生が国の対策は当てにならん研究所がデータを独り占めしてるとか分かり易すぎるストーリーを提供すると納得感が消費者にありすぎるんです。分かり易すぎるストーリーには注意が必要です。


 専門が感染症の先生はテレビにでるほど暇がなく、専門が感染症以外の先生でも感染症の怖さをご存じの先生は迂闊に発言されない。結果として、専門が感染症以外、かつ感染症の怖さをご存じなく、よって勉強が不足しがちな先生方がご自分の思惑に沿って発言されたりするのが今のテレビです。


 あまり人の批判したくありませんが、薬剤師の資格をお持ちで長年麻疹の研究をされてきたルポライターの方が大学の先生をされてる状態でテレビに出演されて、無茶言ってると聞くと、彼女は馬力あるし、書き物上手だけど、フォビア気味だよなあと思ったりするのです。カリスマ的経営者タイプ。


 彼女の場合研究といってもテクニシャンなので、その点も勘案しないといかんのですよ。田代先生が彼女にちゃんと安全装置つけておいてほしかったです。いきいきのびのびと彼女が発言する度に、小売りの現場では異常なことが起きています。今売れてるのは災害対策系ラインナップです。


 誰が無能だからとかこの組織が利益の独占を図ってるとか言う前に基本的な対応をきちんとやれてるか確認された方がいいですよ。今回のウイルスも基本的な構造は同じなので、洗剤などで容易に不活化するから拭き掃除こまめに。そもそも手のひら側を極力汚染しないための動き方とかも。


 ゴム手袋つけて電車乗ってる人がいましたが、その方は手すりを握って、鼻を押さえて、目をこすって、また吊革を握ってました。動画で撮りたかったぐらいの面白さがありました。基本的な動き方、まずは咳エチケットから徹底しましょう。なんだそんなことと言われますが、徹底することは難しい。


 私はドアは肘で開けますし、移動も自転車の割合を増やしてます。地方なら車が一番ですが、すこしだけ窓を開けておくとよくて、かつ気流を生み出しやすいように対角線上で窓を開ける。運転席の窓開けるなら、助手席後方の窓を開けるとか。救急車の感染防止で総務省消防庁がせっせと実験したノウハウ。


 こういう基本的なことを国が大宣伝すべき。震災の時のJC広告ばりに。みんながトラウマになるほどCMを打て!というと電通すか?博報堂すか?とか言われる。とかくこの世は難しいことばかりだなあと思いながら今朝の雑感でした。