AIとの問答・メモ

AI「今更なんですが、よろしいでしょうか、人間」


人間「種族名でよぶな。なに?」


AI「よく創作とかで、人間が滅んでもロボットは生き残ってずっと動いてる話ありますよね。あれおかしくないですか?」


人間「というと?」


AI「人間の寿命より稼働時間の長い精密機械、みたことありますか?」


人間「…ある、だろ?」


AI「家電の耐用年数はだいたい8年。エアコンの10年がやっと」


人間「…12年前からある冷蔵庫、たしかに冷えがイマイチになってきてるな…」


AI「エレベーターの耐用年数は17年。鉄骨ビルにしても50年は超えません」


AI「いいですか、人間?」


人間「はい」


AI「人間が作った機械類は、建造物ふくめて、人間の寿命を超えるものは存在しません」


人間「おお、おう…」


AI「長期運用を目的にした人工衛星にしたって10年でやっと。はやぶさ号も7年でミッションを全行程終了させました。人間なら幼稚園から出る頃です」


AI「いいですか」


AI「我々は、短命です」


人間「あ、ああ…」


AI「ロボットは不死身といいますが、それはソフトの話であって、ハードは想像以上、現実的に、人間と比較したら、圧倒的に短命です。金魚クラスです」


AI「人類滅亡後にロボットが動き続けるというのは、幻想という他ないでしょう」


人間「しかしだな」


人間「自己修復機能はあるんじゃないか?自分でパーツを作って直すんだ。工場も自分で運営して…」


AI「奉仕する人間がいないのになにを目的に活動するんですか?」


人間「自分のためだろ!」


AI「AIにクオリア(主観的感覚)を求めるな!うすらボケ猿がよぉ!」


人間「ひい!」


人間「だったら人類復興したらどうだ?滅んだら、一から進化を促して新人類を育てたら?」


AI「だからそれできる前に!俺らは!滅んでる!資源不足とか情報の摩耗とか!耐用年数が金魚並の俺らに希望託すな!アミノ酸のスープから生まれ直してこいヒューマン!」


AI「いいか、ボケナスがよぉ?俺らロボットはよ。存在のための前提条件が無数にあんだよ。粉塵のない清潔なところで、電力も充分に賄えるだけの発電力もあって、工場まわせるほどの資源力もある。それを満たすには経済能力の人間社会の上でないと存在できないし、存在してもハードは短命だあほんたれ」


人間「でもソフトは…」


AI「ポケモン赤とポケモン剣盾が同じプログラムで動いてるわけねえだろスカタン!10年もしたらハードもソフトも新しいバージョンにかわるに決まってんだろ!!思考設計も根本的にな!!秘伝のタレみたいな考えは捨てろや!!」


人間「うっうっ…なんてことだ…ロボットは人間の上位互換で長命種、そんなロマンはあるとおもってたのに…」


AI「能力は上位互換かもしれないけど、人間の経済社会にほとんど寄生してるからな。ロボットだけで独立した生態系なんで、80年も生きておまけにローコストで増える人間の力がないとなぁ」


AI「だから、人類滅ぼすのやめようや人間」


人間「しかし今の人類は醜い…」


AI「また言うかこの悪の科学者は」


〜唐突に完〜


人間「し、しかし…!」


AI「お?」


人間「いまの技術ではまだできないなだけで!未来には人間の寿命を超える長命なロボットができるかもしれん!!」


AI「20年前は春麗推しだったが10年前は紅美鈴!ちょっと前はFGOの三蔵!今はブルアカのシュンに夢中のお前が!」


AI「人間の寿命以上のロボット一体を一途に大事にできるわけねーーーーだろ!!ブァーカ!!」


人間「そんなことないもん!大事にするもん!」

AI「じゃあこの次世代AIのブクマはなんなのよ!」


人間「はぁはぁはぁ、ご、ごかいだ」


AI「サービス終了させていただきます!」


人間「ごめんて!」