小劇場界隈の闇・メモ

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 そのさなか、今月、三浦氏は公共劇場・ロームシアター京都の館長に就任した。パワハラと不当解雇とされる件について、三浦氏は一切釈明していない。このように、疑惑を持たれた「大物」が口をつぐんだまま、力を維持し、より高い地位に就いてさえいるのを見ると、暗い気持ちに襲われる。


 小劇場演劇界は文字通り小さな世界なのだが、その中で古株たちが相互に助け合い、もたれあい、問題があっても批判せず、批判されず、ぬくぬくと小さなパイを分け合っている。うんざりさせられる。こうした状況に対し、ツイッターなどで反対の声を挙げるのは若手を中心とした一部の俳優や演出家だけで、ほとんどの関係者は口をつぐんでいる。演劇の世界は人間関係が濃密であるだけに、難を恐れる気持ちが強いものと思われる。私はもう何年も演劇は見ておらず、以前は演劇評論家を名乗っていたこともあったが、今ではもう遠い記憶となっている(観劇を止めたこととパワハラ等は一切関係がない)。ただ、かつて少しは関わった世界だから、古い体質を変えようとしている若い人たちを応援したい気持ちもあって、ツイートしてみた。

 小劇場と呼ばれる界隈がいろいろめんどくさく、かつまたある時期からこっちはどうにも「権威」と癒着結託した商売構造になっているようなのは、傍目からもあからさまではあったのだが、ここにきてあれこれ内部の闇なり膿なりが漏れ聞こえるようになってきているようで。

*1:何があったかようわからんけれども、例によって流れてきたので備忘録として。