2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

日本語と現場対応感覚・メモ

この「動けなさ」は日本語の発話のシステムと関係があると思っている。日本語では「今日は雨だ」という事実も単なる言明ではなく発話者の性別や状況や相手との関係、規範意識を反映した表現となる事が国語学でよく指摘される。つまり、状況や関係が把握でき…

「記録」と日常・メモ

今の30代以下はもはやナチュラルな感覚だろうけど、40代以上は「日常風景をそのまま記録する」(写真・ビデオ等)事が高コストだった時代を長く経験してるため、写真やビデオを取る事にどうしても特別の意味を重ねる感がある。「介護体験の映像記録」は、し…

「おキモチ」ジャーナリズム・メモ

結構前からだと思うのだが、メディアは「主張」しなくなった。「感情を表出する第三者」を引用することで、読者・視聴者が特定の方向に動機づけられることを狙うようになってきた。その引用を行うことの動機や正当性、そもそも引用元の情報が事実なのか、と…

メアド?メルアド?・メモ

*1 1990年代から2000年代にかけて、「メルアド」から「メアド」への変化に象徴されるように、略語の主流が4拍から3拍に移っていったことが指摘されています。そう考えると、スマートフォンの普及がもう10〜15年早かったら、「スマホ」ではなく「スマホン」と…

男の子への戦争

動画『男の子への戦争』(2014年公開)を訳してみた。最近の米国の学校では、男の子が男の子らしさを発揮するだけで罰せられる。男の子の危機は社会全体の危機である、という動画。大学進学率は日本は男子が高いなど日米で事情が違う部分もあるが、共通した傾…

トランプは神の贈物・メモ

*1 今朝の出来事。 “Trump is truly a gift from God. No doubt about it.That man is special. There will not be another like him in our lifetime.” と語るのは私の趣味友のテキサスのおじさん。今朝、ピョロンとメッセージが入って「おう、元気か?」と…

フェミ・ホモソ・おたく (メモ)

これ、私が言いたい事を、それを是としない立場から述べてくれてるんで、すごい重要なんすね。 https://t.co/YJGstDA8Vm— ただ生きたい人語録 (@tadaikitaihito) 2019年6月18日 この人と自分が共通しているのは、そもそもなんでオタク野郎が気持ち悪がられた…

「おはなし」の遷移・メモ

半青で実感したんだけど、一定の人々にとって、物語とは道徳的な教訓話であり、若い女性や子どもが主人公の場合は苦労してがんばる話じゃないと物語の型を守っていないとイライラするのではないかと思う。もう嫉妬とか抑圧とか通り越して、思考停止じゃない…

ロスジェネ激怒の「2,000万円@65歳」

金融庁の本意や真意がどんなものであったにせよ、「65歳までに2,000万円くらいは貯めておかないと危ない」という受取り方をした世間一般の、「老後」への危機感の内実こそが問いの焦点。もちろんそこに「年金」という公的保証制度についての不安や不信感などが複…

「年下の男の子」問題・メモ

「年下の男の子or彼氏」設定がおおっぴらに出てくる/これるようになったのはいつ頃からか、問題。*1 かのキャンディーズのが1975年、「プレイバックpart2」が1978年、「六本木心中」が1984年……懸案の、不良/ヤンキー文化が商品として消費される位相に入っ…

web環境と民主主義・メモ

*1 ところで今夜のゲストさんには、「おまえらのようなアホなパンピーには民主主義は無理だ」というような捨て台詞を10分ほど前にもらったんだけども、目下直近の世界の民主主義は、この「アホなパンピーが主権を行使しやすくなってる」ことで変革が起きてる…

裏街道の〈リアル〉・メモ

*1 おもちゃ工場、寅さんのマドンナが十朱幸代の回。地元病院の看護師の彼女が入ってるコーラスサークルの指揮者が上條恒彦で、おもちゃ工場に勤めてるんです。どう見ても大学出のちょっとインテリなんですよ。今日の一連のツイート見てハッとしたのと、色々…

番ちゃんの譚・メモ

*1 姫路の辻さん。田舎のおっさんにしか見えんよれよれの上着に膝の抜けたズボン、足もとは12枚コハゼの足袋。そのコハゼは純金製でかなり重いもの。姫路のどこの店に行っても顔だけで飲み食いできる。ヘタに請求して現金で払われるよりも勝手な値段を小切手…

叱られなくなる不幸

*1 自分の過去からブーメランが刺さるんだけど、学生でフォロワー多くなるとキツいもんがあるな。SNSはいやおうなしに「未熟で愚かな時分」を可視化されてしまうんで、なるはやでバチっと躾けられるタイミングが来ないと厳しい感じになり、その機会は今後ま…

チャモ屋、のこと・メモ

*1 「まともな企業は相手にしてくれず、『それでも』と受け入れてくれたのが玩具業界でした。今でこそオモチャ会社は就活学生の人気企業になっていますが、玩具メーカーは1年の売り上げの半分を12月と1月に頼る季節商売で、当時はオモチャを反対にした“…

おもちゃとおもちゃ屋の民俗史・メモ

*1 「おもちゃ屋」(商品としての玩具商)という商売は戦後、おそらく昭和20年代末あたりから都市部で「儲かる商売」として増えていった経緯があるのではないか、と以前から推測。「おかし屋」(駄菓子屋でない)などと共に子ども相手の商売として。玩菓組合の結成…

セックスと信頼性について・メモ

*1 関係性構築してからセックスしたい、というのは配慮しているようで全くしてないからな。関係性構築したらセックスできる、ってそこ一足飛びにしてるからな。だから、セックス相手にするために関係性構築するのどうすればいいの?になるんだよ。セックスの…

続・ひきこもり、について・メモ

*1 家庭内で暴力が出ているケースは、外部の人には暴力が向かわないとの斎藤環氏の知見は、全くその通りだと思う。家庭内暴力とは、もしかしたら自傷行為の変形かもしれないと思ったり。 *2 cocorono.jp 家庭内暴力は放置すると殺傷事件にまで発展しかねない…

ひきこもり、について・メモ

熊沢家のあれ、なんだかみんな自分に引きつけて、親か子かどちらかの視点でしか語れなくなっていないか?— リグーリア2 (@Ligulia1Ligulia) 2019年6月4日 熊沢家のあれ、なんだかみんな自分に引きつけて、親か子かどちらかの視点でしか語れなくなっていない…

少女マンガと劇画・雑感

*1 歴史的にはおっしゃる通り、かつて♂の漫画家たちが♀子ども向け漫画も♂子ども向けと同じように描いてました。ただ、当時は共に「子ども」向けに「おとな」が「良いものを」という意識で提供されるのが漫画でしたから「自分のために」描くモティベーション…

天安門事件30年・メモ

*1 tameike.net <6月4日>(火)○霞山会が出している『東亜』という雑誌がある。中国(や台湾)を研究している人なら、たぶん欠かさず読んでいる月刊誌である。今月号は「1989年の分水嶺」という特集が組まれていて、その中に「天安門事件とその後の中国の…

ひきこもり、について・メモ

自殺したい人々 (宝島SUGOI文庫)作者: 別冊宝島編集部出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2008/09/18メディア: 文庫 クリック: 74回この商品を含むブログ (2件) を見る かつての別冊宝島のうち、文庫化されてたりするのがなにげにあったりするんだが、そのうち…

「コンテンツ」と「世界観」

*1 「コンテンツ」と「世界観」、いまどきのもの言いとしてのそれぞれに込められているらしい何ものか、について。 www.google.com *2 複製技術時代の芸術、というのは、言うまでもない、例のベンヤミンなわけで、それは20世紀初頭あたりの大衆社会化と大衆文…

外国人留学生の労働力化

*1 *2 これ地味に大きいのぶっ込んできた感ある。学部卒、院卒の元留学生に「特定活動」の告示改正一発で卒業後も最大5年は接客業で働けるようにすると。しかも明後日から。例えば留学生でコンビニや居酒屋のバイトリーダー格になっていた人が卒業後も働き続…