2020-01-01から1年間の記事一覧

「わかる」と、勉強できる、の間

これはマジで、アタマノヨサが普通の子の勉強できるできないの分岐点って「話を聞いてすぐにわからないとき、わからないことを自認し、わからないことに耐えられるか」だと思うのよねできない子になってく子って、その場で全て理解し切らないと「もうわかん…

TSUTAYA的なるもの、の現場、続き

「ライフスタイル」も「カルチャー」もなんというか、しゃらくさいですよね。そう謳われている9割以上のものは空虚なものだと思いますよ。でも一握り(ほんとに一握りだとは思いますが)芯食ったことやってる人たちがいるんです。僕はそういうものは信じたい…

TSUTAYA的なるもの、の現場・メモ

*1 *2 *3何で代官山蔦屋が今更になって話題に上がるのかもよくわからないが、過去に働いていた経験からメモ程度に書いておく。守秘義務に抵触しない程度に。— naoki.takahashi (@nao4200) 2020年6月9日 代官山の店舗はその後全国に展開される「蔦屋書店」ブ…

「昭和天狗」の思い出・メモ

私が子供の頃は空前の怪獣ブームで、寝ても覚めても怪獣怪獣怪獣という時代だった。だから田舎の百貨店でも毎週のように怪獣ショーが行われていた。しかし権利の問題等でウルトラマンなどの有名どころの怪獣が来ることはほとんどなく、だいたい地元の工務店…

「人文書」の時代

実際、1970年代から90年代まで、出版業界は好調で、それは「人文書」という、知的大衆を前提にした、一般人向けの学術的教養書の市場があったことでも証明される。岩波、ちくま、みすずといった良心的出版社や、地方・小出版社も、妙に数が多い知的大衆向け…

大江戸ゴジラ・メモ

大江戸ゴジラ戦国時代に南蛮人がやって来てから、日本にゴジラ(全長30m)が上陸するようになった。それは因果関係はなくたまたま偶然だが、人々はそうは捉えずに、南蛮人が連れてきたくらいに思ってる。これが後のキリスト教の禁止につながる。— 林 譲治…

「文化立国」の呪い

戦後的な「文化国家」幻想妄想 (戦争放棄で小さくてもつつましやかに生存してゆく、的な)は未だにこういう形で悪さしとるんかも知れんなぁ……— king-biscuit (@kingbiscuitSIU) 2020年6月4日 本邦人文社会系(いわゆる「文系」)の増上慢からお花畑(゚∀゚)アヒャヒャヒャ…

老害独語

若い頃、プライベートをかなり犠牲にして残業し、仕事を終わらせてきた。その結果、残った物はわずかな残業代と、「あいつはまあまあ仕事する」というどうでも良い評価、彼女がいないいい年の男、そして時間を失ってきたことに対する猛烈な虚しさだった。(…

ささやかな文学

>RT公園で寝て落ち葉まみれで「葉っぱ婆さん」というあだ名のホームレスが、昔バイトしてたファッションビルに時々現れた。しばらく兎のぬいぐるみやアンティークのブローチなど眺めてると警備員に追い出される。葉っぱじゃなく可愛いものやキラキラしたも…

Vtuberという存在・メモ

自分の部屋にいて勝手にゲームしてくれてて、特に気を使う必要もないし(居たきゃ勝手に居ろ感覚)、盛り上がりっぷりが楽しいので、もう友達が家に上がり込んでくることもなかなか無く、自分でゲームを遊ぶ気力とかも少なめな我々にとって、本当にありがた…

「冷笑」と本気の間

ネット右翼の起源とか、若者保守化の背景とかの考察は数々出版されていて、それ事態は結構なことなんだけれど、平等を突き詰めた果ての太田竜とか、ニューエイジ思想の問題点とか、当然の前提だと思っていたものが、全くそうじゃなかったことに驚く昨今。危…

「昭和」なモノたち・メモ

昨日辺りからTwitter上で「昭和」が話題ですが、考えてみればポケベル、ⅯD、留守番電話も平成時代ですし、使い捨てカメラ、ワープロとフロッピー、家庭用ビデオデッキ、テレフォンカードはぎりぎり昭和時代の最後の方です。どっぷり昭和時代というと何があ…

ヤング・ジャンプという記憶・メモ

今のマンガや評論をろくに読んでないので、とんちんかんなことを言ってたらツッコミ入れて欲しいんですが、マンガ評論の世界には小学舘歴観みたいなものがうっすらある気がします。ここで触れられていることよりちょっと遡るんですが、本を読むタイプの子の…

「なつかしさ」と文化史のための記録や資料

「なつかしさ」とは別なモードになって初めて、文化史や風俗史は成り立つものかも知れない。逆に、「なつかしさ」を駆動させておかない・おけないジャンルだと、資料が失われやすいのかも知れず。このへんパラドキシカルに思えるかも知れないが、案外見逃さ…

「キャラ」とポリコレ・メモ

俺は「金髪白肌エルフの肌色を変えて金髪褐色肌エルフがデキタヨー 銀髪青肌エルフもデキタヨー」みたいなノリで色を変える 次は髪色と瞳の色を蛍光カラーにするね……その時に実在する人種のことは考慮しておりませんのでご了承ください— カエルのような生き物 千景ケロ…

役所と役人こわひ・雑感

「役所みたいな怖いとこ、酒でも飲まなよう行かん」ぱっと見ヤカラ丸出しのいかついおじさんが、役所が怖い、書類記入が怖い、丁寧に応対されても難しい言葉そのものが怖い、という感覚を持ってるというのは、かなりショックだった。仕方ないからついて行っ…

関川夏央の記憶・雑感

「二十代のころ、わたしは関川夏央の文体を真似した失敗作をたくさん書いた。深夜、阿佐ヶ谷のファミレスで原稿を書いた。恥ずかしい過去とは思っていない」文壇高円寺『二十八年前』僕らが10代終りから20代になる80年代の終わり、バブルの影に隠れて…

フェミへの怨嗟・メモ

男性差別の訴えをこうやって下劣な責任転嫁で抑圧するフェミカス見てるとフェミニズムの騒ぐあらゆる「性差別」は「それって差別コストですよね?女は構造的に差別加害する側で危険視されるんだから警戒されて当然。その構造を自覚して反省したら?」と煽っ…

「大衆」コンテンツを扱う方法・雑感

汎用量産型の「大衆」文化コンテンツの「研究」なり「批評」ってのは、ひょっとして「網羅」したりコンプリートといった方向での「全部おさえる」的な手続きってのはある意味、必要じゃないのかもしれんでな……少なくともそれだけではないアプローチはもっと誠実に考え…

オリザ問題さらに

科研費ってどっちかというと「私の研究は何より優れているから金くれ」ではなくて、「こんな独自性があってこんなことが分かると思うから金くれ」なので、なんか平田オリザ、産業も研究も自分以外をすべて間違って認識してないか? https://t.co/tMuXIm7Nap—…

氷河期世代の呪詛・メモ

状況の変化に対応しろ、死ぬ奴は死ぬといわれ続けた第一次就職氷河期世代として、すべての業種への支援に反対します。つぶれる会社がつぶれるだけ。甘えるな。経営者だのオーナーだのが没落していくのが当たり前になるのが危機というもので、備えなかったの…

オリザ問題・拾遺

*1 役者と関わっている座長に、そういう話が聞こえてこないわけがないんですね。つまり世間知らずもあるでしょうが、こういう人達は(左翼的言辞に沿っているのに!)下部構造をあえて度外視してみせる「見栄の話法」が身に染み付いているんだと思いますね。…

カネ払う客に文句を言う不条理――ナイナイ岡村「発言」をめぐって・メモ

*1 追加「福祉やフェミを教えてやる的な態度全開だけどもし勉強すればお金稼げるの??煽ってPV稼いで広告収入とか懐に入れてるだけなんじゃないの?稼いだ広告収入当然貧困とかそういう人に還元してるんですよね?」という激痛な指摘も頂いております。— Ju…

戦後パラダイムwの精算・メモ

そういえば、オリザやケラのクソ発言がキッカケで坂本龍一のクソ発言がリバイバルして、演劇・音楽関係者が叩かれているが、反権力クソ左翼という意味では、この辺で映画人が炎上してほしいところだと思う。樫原さんがノリノリでタコ殴りにするのが見たい(爆…

クオモのスピーチのリアリティTV性・メモ

www.youtube.com 1) しばらくクオモ会見のツイートしてなかったので、数日分まとめて見返してると、この会見が must-see TVになる理由がよく分かる。クオモ氏はものすごくゆっくり喋るのだけど、「スピード感」を感じるのだ。毎回必ず何か以前言ったことが進…

「取材」現場の〈リアル〉・メモ

きっと色々質問が出るだろうと思いバッと手を挙げると、その場で手を挙げたのは私一人。えっ、と驚きつつも、オタワの展開目的であるオペレーションNEON(対北瀬取り監視作戦)について質問しました。引き続き「他に質問のある方は」と声がかかるも、やはり…

リモートワークのワヤ

1箇所の放送局から数百数千の家庭受信器に同じ信号で同じコンテンツを送れる放送と、同じコンテンツを加入者数だけ反復して個々の宛先へ送る必要があるIPでは消費帯域が桁違いなのだ。 https://t.co/PnJuTJe5Eh— ウチューじん・ささき (@uchujin17) 2020年4…

「国鉄」時代のいいかげん・メモ

あと、碇ケ関でキハ58の急行に乗り遅れて、茫然としていたら、たまたまそこにD51重連(前方補機)の貨物列車が入ってきて、車掌さん(あーカレチさんじゃなくて、なんていうんだろー)が、事情を聞いて、「ま、乗ってけや」とヨ(車掌車)に弘前まで便乗。こ…

散文と「細部」の関係について・メモ

文字に「事実」がどこまで反映されているか。「神は細部に宿る」とかあれこれ能書きはあるけれども、こと散文の場合、盛ったり手入れたりされやすいのはまさにその個別具体の細部だったりすることが少なくない。全体の印象やとらえ方、初発の視野や視角といっ…

「体育会」の問題・メモ

だから仲間内だけのノリで遊んでいるうちになぜか悪い方の行為をエスカレートさせて、最終的に被害者出して新聞に乗る羽目になるんじゃないかと。仲間と合わせて競うだけの行動指針で結果が悲惨なことになるまで自分達では止められないのでは?— ねえね 猫の…