経済

水田風景の背後に・メモ

先日ある先輩農家さんと話した。近ごろの田植え機はなんと、1日4町歩植えるという。ひと昔前は2町歩くらいだったはず。だからかろうじていま、田植え機1台で10日でこなしているらしい。つまり1戸で40町歩の水田を担っている。これがどれだけ危険なこと…

メガソーラー商売・メモ

メガソーラー業者のメディア懐柔資金が息切れして、逆にメガソーラー自然破壊が環境活動家の新たな食い扶持にシフトしつつある可能性。 https://t.co/UvVtY62jgA— 彩葉 (@iloha_train) 2021年6月27日 過去にも何度か書いたけど、メガソーラーって「いかなる…

博報堂生活定点より

博報堂の生活定点より。2018年から2020年(6~7月調査)にかけて、女性の「身の回りで楽しいこと」が「多い」が大きく減っている。いつも男性より女性が高かった生活満足度も男性と同じ水準まで落ちている。 pic.twitter.com/GVFMXWxlqk— すもも (@sumomodan…

日雇いという生活保護

昔の不要不急(と言われた)公共事業、日雇いのおじさんたちにとっては「形を変えた生活保護」のような部分があったと思うんですよね。令和の今は、もう一度あれや、あれに類する(女性向けとか)事業を公共がお金を出してやるべきと思いますね https://t.co…

国と地方自治体、自治と自立の困難

こんなことを一挙手一投足、厚労省から言われないとできないようになってしまった地方自治体の硬直と、地方自治体を硬直させてしまった平時の霞ヶ関の無駄な干渉を、今後の猛省点として全公務員の記憶に刻んでもらいたい。 https://t.co/Tlldk8UhGy— 大貫剛 …

カイシャで働く会社員ということ

私は会社員の子なので「働く」という言葉から想像するのがまず会社員、長く会社に勤めて順当に出世してさえいればその人がちゃんと働いてるように錯覚する。それは自力では簡単に変えられない。しかし社会に出て思うのは、私が思う「ちゃんと」の極みにいる…

原発と共に生きたこと・メモ

私の父は、貧しい漁村から炭鉱に就職したもののすぐ閉鎖となり、あてもなく出て行った関西でプラント建設業界に飛び込み、製鉄所や化学工場や火力発電所の建設を生業にして、その後若狭で原発に仕事が増えたので拠点を移しました。高度成長期の電力や工業の…

「多様性」とメリトクラシー・メモ

多様性が増すほど、数字とお金の重要視が増すの、パラドックス的で興味深い。文化や特徴や嗜好や信条の異なる人が、混在していくほど、コミュニケーションと調整の難易度が上がっていく。結果的に、統一言語としての数字やお金の価値が上がってく問題。— 深…

「マル経」のその後

50年代主流の所謂「マル経」は、資本主義は行き詰まって明日にでも革命を起こせるって本気で思っていてさ、それからの60年〜70年代の高度経済成長と科学の進歩ってのが「説明出来ない」事態に陥っていたのよな。そこから延々「現実を無視する」のが左の方々…

「人材」とパソナの淡路島・メモ

淡路島のアレ。『人材』って言葉が『木材』『石材』なんかと同じで『安値で切り出してきたのを使えるように加工してなるべく高い利率で出荷する』べきものと扱われてるんやろね。半世紀前ならとっくに暴動が起きてたんだが、現代人は暴動を知らぬ。— 図星 (@…

ケケ中のめざすもの

竹中はどうにも労使関係の過去の歴史を知らないのか知ってるのかはともかく全てを無視して大正時代のレベルに戻したがってるよな、、、と思うんだけど— 銀髪推進派 (@alpaka) 2020年11月3日 竹中はどうにも労使関係の過去の歴史を知らないのか知ってるのかは…

アパレルと貧困化・メモ

親の若い頃の写真とか見るとブランド品とか身につけてたり、素敵な料理食べてたり、時代は違えど随分と「豊か」な感じを受ける。月給を聞くと「あーこの頃はまだ会社入りたてだから手取り23万ぐらいかな」って言ってて、少し間をおいた後に https://t.co/8Tv…

「地方」の煮崩れてゆく過程・メモ

*1 小泉改革の後、それでも気を吐いて独自の小国の幸せを実現した少数の老獪な首長が10年代以降続々と引退、代わりに地方自治に入ってきたのがNPO、SFC的社会学ゼミ、SNS、イケハヤ的楽したい自分探し勢。見かけつるんと小洒落て じじばば住民から上澄みをも…

日米の「工業化」比較・メモ

日本の航空兵力は国力に負けたって言うやつ生産数に負けただけかと思ってたんだけど、軍需産業の構造がアメリカと日本でだいぶ異なってたのがしばらくしらべてわかってきた感じ— ぼろ太💙💛 (@futaba_AFB) 2020年7月31日 日本の当時の航空産業は国内の最先端工業…

フルスペックの町、の記憶

フルスペックの町が消えていく時、まず玩具屋が消えるんだな。生活必需品じゃないことに加えて、子供向けなので。町が消える、町が再生産されない=子供がいないってことだから。— jun (@jun758) 2020年7月10日 フルスペックの町が消えていく時、まず玩具屋…

日本経済の真の姿、と、それを語るもの言い・メモ

基本的に自民党は保守の色が濃いですから、製造業などの産業や農業等を大きく変化させる事を嫌ったのは間違いないと思います。日本のバブル崩壊後の処理がリーマンショック後の欧米の処理と違ったのは、負債を真面目に消し込んだか金融のマネーで帳簿から消…

地域創生の現場・メモ

「こんなクソ田舎に転生してチートスキルもないのだが」みたいなの、俺が書くしかないのではないかって気持ちになるな。「地域活性化事業で動員されてる俺たちには日当もでないのに、適当な、実際問題として達成不可能なプロジェクトを提案したなんとか総研…

TSUTAYA的なるもの、の現場、続き

「ライフスタイル」も「カルチャー」もなんというか、しゃらくさいですよね。そう謳われている9割以上のものは空虚なものだと思いますよ。でも一握り(ほんとに一握りだとは思いますが)芯食ったことやってる人たちがいるんです。僕はそういうものは信じたい…

「景気」の戦後史

バブル期に新卒のペーペーとある程度役職がついてたり、自営業の社長とは、同じ好景気を経験したと言っても雲泥の差があるのでは。ただまぁ、バブル崩壊後の不景気しかしらない世代にとっては、バブル期のペーペーですらうらやましいかもしれないけど・・・— エ…

中国のマスク成金・メモ

いやまじでいま中国はマスク、そしてマスク製造機器の販売でめっちゃ稼いでるけどそれでもまだ需要に追いつかないっていう内容の記事。記事タイトルはN95マスク製造機器会社の販売担当者のコメント「一日6~7万枚のマスク作りはお金を作ってるようなものです…

アメリカの流通事情・メモ

返品・返金処理も非常に簡素で簡単にやれる(Amazonに限らず、米国の小売りは、日本に比べ一般的にホイホイ返品を受け付ける印象がある)。自分も昔日本の大きいEC構築に関わっていたことがあるが、返品プロセスが複雑で難儀した記憶がある。— ミック (@copi…

MMT・考

MMTという経済理論が支持を得ている。国債の持ち主が自国民に限られるなら財政破綻はあり得ない、だからいくら国債が積み上がり、財政赤字が膨らもうと心配する必要はない、という、今の日本にとても都合のよい理論だ。しかし私には、どうしても欺瞞に見える…

企業と地元の関係・メモ

同じ薄利多売でも大資本の方が仕入や経費は単価あたりがより安く、淘汰されてしまったけれど、お陰で「調子悪いから見てくれる?」で翌日には見てもらえる世界も崩壊した。時計の電池換えさえ数週間待ち。この不便は更なる消費サイクルの加速に向かうのか、…

「沖縄」の観光化過程・メモ

沖縄方言の日常からの消滅にテレビやラジオの同時放送が影響しているのは間違いないけれど、今ある「沖縄訛り」を「方言だ」と言い始めたのははっきりしてて、1982年の深夜ラジオ「ぶっちぎりトゥナイト」で「ナイチャー撲滅運動」というコーナーで開き直る…

氷河期の生き残り方・雑感

僕と同じぐらいの年代で、就職氷河期に絶対潰れないと思われる会社に入って、経理を20年やってると。当時から平均年齢は高かったけど今は平均年齢50歳を超えてしまい、システム投資は一切行われず、40になっても経理はアクセスとExcel、それで勉強したつもり…

「バブル」という歴史・メモ

*1 二度の石油ショックを乗り越えて奇跡の復活を遂げつつあったのが80年代前半。わが国のコスト競争力に対する自負はまさにこの時期に培われたので、ここを相対化しないことには今の「コストダウン絶対主義」を乗り越えることができないと思っています。 htt…

バイパス地理学・メモ

昔の幹線国道は街中をいちいち抜けていた。街道が元々なので当然なのだが、道路地図に市街地通過の略図は付き物だった。昭和43年のミリオン地図の村上市を見ると、なるほど。城下町の鉤形街路が酷くて、昭和40年に早くもバイパスが完成している。昭和28年応…

「バブル」考・メモ

なるほど、「崩壊への懸念」というニュアンスで「バブル」という言葉が出てきたというのはやっぱりメタ的な話だよな。https://t.co/p0gw890syN— 黒猫亭(CV:大塚明夫) (@chronekotei) 2020年1月17日 この辺の記述を見ても、日本の地価高騰をバブルではない…

ヴィレバンのファッション人文系

チョイ昔までファッション人文系ってのは存在したのだビレバンで売ってる有名な社会学や哲学の本を読んでることを自意識の中核にする地方のロスジェネとかだしかし今、考えるとそれが文化の底上げになっていたし意外と大切だったややこしい自意識による弊害…

新卒一括採用の功罪

ぼくはもともと新卒一括採用には否定的なんだが、採用やってみてちと認識が変わった。日本の場合、厄介な解雇制限と言う奴があって、必要な時だけ高額なスペシャリストを雇って、不要になったら解雇と言うことができない。なので、中長期前提の仕組みになる…