技術

末期の書棚、最後のアーカイヴ・雑感

本って、カタチは書物で同じでも、その活用の仕方/され方ってのは結構千差万別で、それは内容によって図書館的に分類される枠組みにおいてというだけでもなく、それらを「使う」こちら側の目的によっても違ってくるところがあるらしく。 大学なんかで、これこ…

トレース是非如何・断片

最近、写真をトレースし自分の絵に仕上げた人の話題に触れ、思い出したことがありまして、以前あるインタビューの依頼を受け、出来上がった記事に自分が回答していない内容が書かれていて「これ話しましたっけ?」と不思議に思って訊ねると「文字数が足りずw…

先進医療終焉の予兆

恐らく日本で先進医療が受けられるのは今がラストチャンスで、本当に近い将来世界で使われている薬が日本だけで使えなくなる未来がやってくると思います。一番の理由は財務省の過度な薬価引き下げで製薬会社として日本は魅力のない市場になっていること、次…

洋画吹き替えの技術者回顧・メモ

今のテレビマンは理解できないかな。昔、地上波各局がゴールデンタイムに「洋画劇場」を置いていた頃は、吹き替え版こそが番組のオリジナリティだったので、同じ映画でも吹き替えは各局が独自に制作してました。映画担当者同士は仲良しだけど、他局版を使う…

電子立国ニッポンの闇・メモ

50年前の1971年11月15日付Elctronic News誌にて始めて広告されたi40044004は日本のビジコム社が開発費を負担してインテル社が開発したビジコム社の4004搭載電卓は売れなかった4004の将来性に気が付いたインテル社は、開発費をビジコム社へ返却して自社発売を…

「ぬり絵」の稿料、他

1970年代、白土先生の元アシさんから聞いた話。業界最高原稿料は先生の1ページ7万円❗️に驚愕!(当時は単行本化収入が定番化しておらず、漫画家の原稿料は年々上がり下がることはなかった) さらに驚いたのは大ファンの岡本颯子氏が先生の妹さんと教えてもら…

デジタル化布教の現場

カフェでiPad広げて作業してると、時々「それは何?」と声かけてくるご高齢の方がいらっしゃる。最初は物珍しいのかなと思ってたけど、質問の内容が「どこの製品か」「漫画家全体のシェアはどれくらいか」という話になったから、今日は思い切ってこっちも聞…

コロナ遺体のエンバーミング・メモ

コロナ陽性死亡者のエンバーミングの話、解説してくれって声がかかったので解説します。コロナで亡くなってもエンバーミングすればお別れができるのかについて。https://t.co/6Y28WlHrxJ— 佐藤信顕@葬儀葬式ch 日本一の葬祭系Youtuberです (@satonobuaki) 2…

初心者の必要、間口の広さの大事

「わかる人だけわかればいい」「本物に対する情熱がある人だけ入ってこればいい」っていう考え、基本的にそのジャンルそのものを衰退させるんですよね。にわかが山ほどいるジャンルこそが伸びる。そして、そのにわかという候補者たちを山ほど調達するにはエ…

視覚と認識、「酔い」

田舎の人間がたまに都会に出ると「人酔い」を起こすのも情報量の違いが原因かも知れない。普段視界に入るのはせいぜい2階建ての建物と十数人の人間。それが視界一面の人間!自動車!看板!建物の窓!全く無意識に脳が情報処理をひたすら続ければ脳が大変な…

ボランティアという病

熱海 伊豆山 土砂災害被災地域の皆さんへ。「災害支援のプロ」を自称する民間のボランティア団体から、敷地や建物などを「拠点」として提供してほしいと言われても、むやみに貸さないで下さい。拠点を手に入れると彼らは全国から仲間を呼び集め、いつまでも…

中国で声をあげる、ということ・メモ

中国で声を上げることはどんな感じなのか。10年近く中国のネットで活動をしてきた私が感じたことを少しお話します。ご興味のある方は、ぜひ一読してください。まず最初に言いたいのは、洗脳から目覚めた中国人は、中国で幸せを感じることはなく、怒りしか感…

バンコクのビル建設の話

バンコクはデルタ下部なので土地はズブズブ。30cm掘れば水が出るゆるゆるの水漬けオカラみたいなもの。そこにビル建てるときはどうするか。地震はほぼない。ます、長い串を何本も立てる。しかし重機が入ると重機ごと沈む。なので大きな鉄板を掴んだショベル…

IT化四半世紀とエヴァ・メモ

Pixivにエヴァ絵が並んでTwitter TLには「薩摩男児エヴァ」とかのパロネタが並び、いま何世紀だよという気になっている(´・ω・`)— ウチューじん・ささき (@uchujin17) 2021年3月14日 当時アプレットを筆頭にJavaが流行っていたので、組み込みEthernetノード…

生産工程管理の重要性・メモ

【太平洋戦争下における日米航空産業の生産管理技術の懸隔に関する考察 / 前編】-大量生産ノウハウの蓄積の観点から-《はじめに》太平洋戦争は、航空戦力の優劣が勝敗を決する最も重要なファクターの一つとなった戦いであり、日本も乏しい国力を挙げて優秀…

マックジョブ・メモ

給料が上がらないのは我慢(最悪)できる。もっと問題なのは技術が上がらない事。いわゆる単純労働を押しつけられる層は、10年やっても20年やっても何も変わらない仕事をやらされる。これが問題で、この状態で中年になるとゲームオーバーである(私)。アメ…

日米の「工業化」比較・メモ

日本の航空兵力は国力に負けたって言うやつ生産数に負けただけかと思ってたんだけど、軍需産業の構造がアメリカと日本でだいぶ異なってたのがしばらくしらべてわかってきた感じ— ぼろ太💙💛 (@futaba_AFB) 2020年7月31日 日本の当時の航空産業は国内の最先端工業…

リモートワークのワヤ

1箇所の放送局から数百数千の家庭受信器に同じ信号で同じコンテンツを送れる放送と、同じコンテンツを加入者数だけ反復して個々の宛先へ送る必要があるIPでは消費帯域が桁違いなのだ。 https://t.co/PnJuTJe5Eh— ウチューじん・ささき (@uchujin17) 2020年4…

未だに近代……・メモ

とりあえず、共産主義ね。やってみたけど失敗でした。これが判明するまでに70年くらいかかってる。その後も遅い。ソ連崩壊した段階で世界中の左翼が頭を切り替えてりゃ良かったんだけど、自分たちの革新性は良いものだという考えに対して保守的になってしま…

ロボットの「戦友」・メモ

ロボット兵士の戦争 ロボットと兵士の絆主にアメリカ軍のイラクでの活動を扱っている。2010年日本で翻訳、出版された本。https://t.co/tezPJ9gGtS— おーねすとらいあーさんHonestLiarSan⚖ (@HonestLiarSan) 2020年3月21日 ロボット兵士の戦争 ロボットと兵士…

アメリカの流通事情・メモ

返品・返金処理も非常に簡素で簡単にやれる(Amazonに限らず、米国の小売りは、日本に比べ一般的にホイホイ返品を受け付ける印象がある)。自分も昔日本の大きいEC構築に関わっていたことがあるが、返品プロセスが複雑で難儀した記憶がある。— ミック (@copi…

「ピュア」志向と情報環境

老害化石脳の自分ですら、昨今はブルートゥース経由のいまどきスピーカーで音楽流すのに馴れてしもとるけれども、古いアナログのある程度大口径スピーカーでCDやらレコードやテープ媒体の音楽鳴らすと、その音圧というか空気振動のさまに、大したものではな…

「天才」の発想について・メモ

コレって、サヴァン症候群の天才たちのイメージに近いんだろうけれど。自分らがイメージする天才って逐次処理能力に優れ、絵画や塑像、作曲や詩作、数学や建築に特異な能力を発揮するが……小説や脚本や漫画は書けない。並列処理の複雑系だからだろうか? http…

謄写版の記憶

中学教員だった父親は夜中までよくガリ切り(右上)してたな。1960~80はまさに謄写版印刷技術の革新期そのものだった。 https://t.co/1rk5Z2forq— 豊福晋平: TOYOFUKU Shimpei (GLOCOM) (@stoyofuku) 2020年2月9日 デジタルシフトのモデルとして印刷技術の革…

映像の歴史的遠近法

これが「AI」無しに普通にフィルムを高解像度スキャンし修復した映像です。この時点で既に十分に高画質でしょう。AIでアップコンバートなどせずとも、4Kスキャナーを使って再びフィルムから取り込み直せば4K解像度の映像を得られます。フィルムにはそれだけ…

web環境の同時代史・メモ

*1 にちゃん運営陣に女性がいたはずだからひろゆきの指す「女性」は公衆としての…でそれはやはりガラケー=imodeの普及が大きいのではないかなあ(99年開始)それ以前のパソ通信時代も女性ユーザーは居たし2ちゃんも忌避/隔離されるくらいには女性がいたと思…

熟練とイノベーション・メモ

*1 ある、水耕栽培の農家さんでの出来事。障害者学校の先生たちが見学に。苗を植える様子を見て「あれならうちの生徒にもできそうだね」とつぶやくのを、農家さんは内心、聞きとがめた。というのも、その作業は簡単に見えて、とても熟練の技術が必要な工程だ…

むかしの映像研

#映像研 第4話見た!!すげぇ興奮する!!(>▽<)自分の高校時代とシンクロする。もちろん完成度はダンチだけど、雰囲気は後輩たちが作った作品と似てるな。何故かウチにこんな絵があったw pic.twitter.com/ySIAYS9gq3— とだ勝之10/14矢掛eSPORTS FESTIVAL (…

オーディオ懐古談・メモ

今日12/6が「オーディオの日」であることに因んで、徒然なるままに「自分語り」など。というか、自分(の亡父)語りなんだけど。— しろぷた (@shiroputa) 2019年12月5日 私の父は、昔、俗に言う「オーディオマニア」だったんですよね。一時期カメラにも凝って…

「役人」の予知力・メモ

*1 言われたとおり近傍の別な場所を調整し、新たな空輸の段取りをして翌朝そこに行ってみると、マジで地滑りでごっそり無くなってました。— むなーげ (@munagenow) 2019年10月4日 なおその後、タクシードライバーになっていた模様:-) https://t.co/L9YAefBml…