雑感

批評空間の罪業

死屍に鞭打つ気で1990年代雑誌を批判するなら、少年期の旧悪を武勇伝化して喋った《クイックジャパン》も罪深いけど、21世紀のいまその人がいじめ武勇伝カマしてるわけではない。21世紀にセクハラ実行した文藝批評家のホームグラウンドだった《批評空間》の…

QJ と小山田佳吾問題・メモ

小山田圭吾がいじめ告白をした90年代前半の「クイック・ジャパン」で私も仕事をしていた。小山田インタビューを担当した編集者も知っている。あの当時もそれなりに衝撃的な記事だったが、炎上することはなかった。ネットが未発達だったこともある。 — 竹熊健…

供養の値段・メモ

寺が、亡父の初盆の供養をせい、お布施は50万だと言ってくる。実は葬儀のときのお布施は70万が最低だというところ、交渉して無理に50万にしてもらったのだが、初盆も葬儀と同額だとあらかじめ寺やJA葬儀に言い含められていた。でも無理だ。そんなん払えない…

和光学園&小山田圭吾問題・メモ

小山田圭吾の虐めの話、小中高和光学園てので「あー」って納得な部分があった…俺は幼稚園のみ和光だが、いじめが行われているのが明らかなのに、基本先生は放置だし、なんなら弱いからいじめられる、強くなれ、ウチはそう言う教育方針でそれが自由ということ…

「サブカル」の美学?・メモ

サブカルチャーに裏通りの美学なんて最初からなかった思う。少なくとも80年代には既になかったし、その上で85年に同じように、今のサブカルはそうしたものがなくなった、サブカルは死んだ」って別役実が言ってる。つまり「今時の若いもんは」と同じなんです…

90年代サブカルの記憶・メモ

クイックジャパンなぁ自分が大学にた90年台後半の美大にはそりゃQJ大好きマン大勢いたし、そういったサブカル勢がドドドって当時の電通目指して頑張っていたしで、そういう世代がアラフィフになって企画制作現場で主導権を握れるようになった結果が今回の東…

アニメと音声の記憶・メモ

大昔のオタクの中には『カリオストロの城』とか『ビューティフルドリーマー』を全編口で再現できる奴がいたのだが、これはおそらくビデオデッキが普及し始めた頃の記憶がある世代にしかいないと思う。 — 樫原辰郎 (@tatsurokashi) 2021年7月15日 大昔のオタ…

おたくとマウント・メモ

古のオタクはとにかく「基礎教養を大事にする傾向」はどこもあったんじゃけどもそれが行き過ぎてしまうと、共通概念に暗黙の了解と常識化を求めだしてだなマニア化した共通概念の先を求めて先鋭化してしまい、触るものみな傷つけては縮小再生産を繰り返し、…

ワクチンこわひ⇒マスクするな

(大学生から話を聞いた)「ワクチン怖い」「マスクするな」が集団ヒステリー的に交友関係から伝染する人がかなり多いみたいです。クラス中が過呼吸になるようなアレ。過去に紹介したデマや陰謀論に目覚めてしまう人と別のパターンですね。 — ハラオカヒサ (…

声優にみる発音の変わり具合・メモ

歳をとった女性声優が若作りして出す声、独特のダミ声のような老化の特徴もあるんだけど、それ以上に言語の変化として音素の世代差が隠しきれていない。若者はマジでガ行が全然鼻に抜けないし、サ行が過剰に無声化して独特のシャリシャリした響きが入る。年…

オーラルヒストリーの傲慢・メモ

だからと言って後世の人間が好き勝手に評していいものでもない、のだが pic.twitter.com/qOlaDrrO9m — 生贄夫人 (@spa_inquisition) 2021年7月10日 オーラル・ヒストリーがその時代の総体を表すわきゃねぇというのは自明だと思ってたからこその、後世の人間…

初心者の必要、間口の広さの大事

「わかる人だけわかればいい」「本物に対する情熱がある人だけ入ってこればいい」っていう考え、基本的にそのジャンルそのものを衰退させるんですよね。にわかが山ほどいるジャンルこそが伸びる。そして、そのにわかという候補者たちを山ほど調達するにはエ…

水田風景の背後に・メモ

先日ある先輩農家さんと話した。近ごろの田植え機はなんと、1日4町歩植えるという。ひと昔前は2町歩くらいだったはず。だからかろうじていま、田植え機1台で10日でこなしているらしい。つまり1戸で40町歩の水田を担っている。これがどれだけ危険なこと…

ボランティアという病

熱海 伊豆山 土砂災害被災地域の皆さんへ。「災害支援のプロ」を自称する民間のボランティア団体から、敷地や建物などを「拠点」として提供してほしいと言われても、むやみに貸さないで下さい。拠点を手に入れると彼らは全国から仲間を呼び集め、いつまでも…

シャカイガクと「いじめ」の構造・メモ

社会学が突出して症状化しているから袋叩きにあってるけれども、これはある部分、かつての文学なり社会評論なりの〈いま・ここ〉を言語化する文法・話法が、その背後にあったインテリ文化人的自意識ごと、いまどき情報環境では全方位からの批判にさらされる…

無能に悪意を見出すな

陰謀論はまる人の話聞いてると 人間、とくに悪い奴は固い意志をもって物事に当たってる、てのが前提なのね 敵は必ず明確な悪意を隠してる、奴等の言動はそう見ていけばつじつまがあう、みたいな 俺はそこに乗れないんだ 己の見てきたクズ、ナメた奴、迷惑な…

少女漫画の「それから先」をめぐって・雑感

たぶん少女漫画の穏当化、はっきり言えば衰退と逃避は、現実の少女たちが援助交際という売春を始め、それを描くことができなかった、許されなかったという時点で宿命づけられていた。その後の援交がファッションではなく、精神疾患や現代の貧困と結びつくよ…

人文系の査読は世間のリテラシー・雑感

かつて「アカデミズムとジャーナリズム」の対比で語られていたその「ジャーナリズム」の側の〈知〉のありようは、少なくとも日本語を母語とする本邦情報環境における人文社会系においては、いわゆる学術研究的な微視的精緻とはまた別に、やや俯瞰的な視野を…

ある歴史修正の手口・雑感

あずまん典型的だと思うが、自分たち以前はナチュラルに都合良く取捨選択して「なかったことにする」手口が身についとる輩、割とおるでな。それがあたりまえになる歴史修正の手口。「信者」という共犯者含めて。 何度か触れた、以前うちの若い衆学生がラノベ…

「おたく」と性差の精神史・雑感&メモ

たとえば、コミケは初期からおにゃのこが関わっていたという昨今では「史実」とされるようになったことについても、じゃあなぜ、どうして、ある時期までそういう「おたく」系女子の存在は「おたく」イメージにうまく反映されないままでいたのか、という謎は…

「読む」作法の変貌・雑感

文字をモニタに映して読む、という営みは今後、紙に印刷された活字の文字を読むこととは違うあり方になってゆくのだろうな、という予感。 音声での入出力の精度があがって、文字を介して読み書きするのに近いレベルにまで音声でのやりとりが、デジタイズされ…

社会学と「セカイ系」・雑感

社会学が突出して症状化しているから袋叩きにあってるけれども、これはある部分、かつての文学なり社会評論なりの〈いま・ここ〉を言語化する文法・話法が、その背後にあったインテリ文化人的自意識ごと、いまどき情報環境では全方位からの批判にさらされる…

いじめと報復・メモ&雑感

僕がいた日野第三中学校は、日野市内では平和めな中学だったけど、横浜銀蝿全盛だっただけあって不良がいて、ある日、「おめえ、汚ねえんだよ」とか言ってはたきで休み時間にパタパタやられたことがあって、堪忍袋の緒が切れて、やったYって奴の顔を思い切…

「パパ活」・雑感

パパ勝におけるPjゆうのは拒否権を持った自営売春婦とでも言えるもんでは?会って嫌でないなら行ける、ゆう感じ対してパパ喝を綺麗事にしていたい人の言う「体なしがパパ勝」を忠実に守ってる真面目な活動家は、いくら?みたいな言葉をかけられるのが不本意…

ジャーナリズムと政治・雑感

「「自分たちのストーリーに沿った「証拠」を集めて、そのストーリーをオーソライズして既成事実化、現実化させてゆくことを「合理的」「効率的」に推し進めることが「政治」」になっているなら、広義のメディアとそれを制御して運用してゆく仕組みが当然、その「政…

「読む」の調律のために・雑感

「読む」の調整、自己調律のための一冊。何度読み直しても、そのたび新たな「発見」がある。 pic.twitter.com/7LJxx6HyGS— king-biscuit (@kingbiscuitSIU) 2020年11月14日 「政治」と「思想」の間の絶望的とも言える距離。サークル村界隈から水俣病訴訟の周辺な…

ネトウヨ的なるもの、の通俗化

たとえば幸福の科学やれいわ太郎界隈、N国あたりまで漠然と「ネトウヨ的表象」を取り込んで「政治」にコミットしてきているわけで、近年は。— king-biscuit (@kingbiscuitSIU) 2020年11月14日 たとえば幸福の科学やれいわ太郎界隈、N国あたりまで漠然と「ネトウ…

〈いま・ここ〉と「個」の「まるごと」・メモ

*1 「現在」≒〈いま・ここ〉は常に自分ごと、「個」の体験としての現実でしかない。 だから、そういう「現在」から「歴史」を考えてゆくことは、「個」の体験としての現実の上にどのような時間が堆積してゆくか、を考えることでもあったりするらしくて、な……「個人史」…

Twitter≒つぶやき、ではない

思った(と思った)ことを全部言う、カタチにすること、と、それをweb介してそこら中にすぐバラまくこと、の間にはほんとは違いなりズレなりがあったはず、なんだがな……(´-ω-`)— king-biscuit (@kingbiscuitSIU) 2020年8月17日 不特定多数の眼に触れさせること…

心理or意識の「古層」とか・雑感

以前、鬱んなって、米国人と英国人のユング系の心理学者の治療を受けたのことがあんのやけど、その時、米国てキリスト教的な建て前の表土の下には岩盤しかあらへんのに対して、英国にはその下にやったらと豊穣な 古の文化の土が見えた気がした。後者のが僕に…