雑感

実弟、コロナで急死す

さて、めどがつき今日を逃すと書けないから勝手に書くぞ【実弟、コロナで急に死す】事実だけ書きます。しばらくお付き合いください。死にネタダメな方はミュートしてくださいませ。— 忍田鳩子 (@oshidahatoko) 2021年10月4日 9月25日、弟の地元の友達から連…

コロナ遺体のエンバーミング・メモ

コロナ陽性死亡者のエンバーミングの話、解説してくれって声がかかったので解説します。コロナで亡くなってもエンバーミングすればお別れができるのかについて。https://t.co/6Y28WlHrxJ— 佐藤信顕@葬儀葬式ch 日本一の葬祭系Youtuberです (@satonobuaki) 2…

メディアと「記録」への情熱

かつてテレビ番組を「記録」したい、と熱望したガキどものその情熱は、音にはカセットレコーダー、映像には銀塩カメラしか機材のない時代とは言え、そもそもなぜあそこまで「記録」したいと熱くなった/なれたのか、ということも含めて、すでに「歴史」の相…

メシマズ家庭の記憶

メシマズの人って、祖母がそうだったけど、手順に従わないで手を抜こうとするなんてのは序の口で、余計なことするからダメ。おでんの具に色がつくぐらい煮込むなんて絶対無理で、小学生だったわしの机をあさって水彩絵の具で色をつけてたからね。開き直って…

「ポプラ」の記憶

ポプラという九州中心のコンビニチェーンでは売ってる弁当のごはんスペースが空で、購入するとレジ後ろの炊飯器からほかほかのご飯を盛ってくれる。+30円で大盛にできる。店にもよるがこんな感じ。 pic.twitter.com/C4ef1Jg1tb— ピンフスキー (@hideyosino)…

マリトッツォ、または「白いクリーム」関連・雑感

ファストフードで「出して欲しいバーガー」のアンケートを取ると必ずローカロリー野菜バーガーが上位に来るけど現実はメガ盛りの下品バーガーが売れる。客の意見は建前が入るから当てにならないって言うよね。でもマリトッツォって逆にメガ盛りスイーツのオ…

小林よしのりの功罪

かつて小林よしのりに魅せられた若い衆が、その後そのままで未だに「信者」のままになっているような率は、巷間言われたり考えられたりしているらしいほどには、実際にはそう高くないと思う。で、それはそれでそういう時期に邂逅すべき読みものとして役割を果…

「教養」と「模倣」の間・メモ

1970年代から50年かけて、マンガやアニメ、ゲームの受容層が高齢化した結果、それらのコンテンツが教養化して、マンガも読まないアニメも見ないゲームでも遊ばない人達は教養人の条件を満たさなくなったんですよ。オリンピックの演出が薄っぺらいという発言…

旧車趣味の闇

転売ヤーが話題だが、旧車業界ではそれはもう長い間その手の輩が跋扈しており、そのことが日本の旧車文化に与えたダメージは計り知れないと思う。始めたばかりの若い衆が、ベテランオヤジのマウントに耐えながら、這いつくばって部品を恵んでもらうような場…

90年代的な文章は甘えである

90年代の本を読むとかったるいなと感じることが多いんだけど、それは文章を読む人がまだまだたくさんいるだろうという甘えなんだろうな。今の時代はそういうのはみんなすぐに読むのやめてしまうから通用しない — (@pha) 2021年7月24日 90年代の本を読むとか…

那須正幹の記憶

www3.nhk.or.jp おれは子ども部屋の2段ベッドの上の段に腰かけていた。友達のお母さんが家に来て、下の階で母親と会話していたが、友達のお母さんはおれの名を呼びながら階段を上がり部屋に入ってくると、2冊の本を差し出した。「これ絶対に面白いから」おれ…

ウエイン町山白す

*1 悪趣味カルチャーは80年代のオシャレやモテや電通文化に対する怒りだった。カーディガンを肩にかけ、ポロシャツの襟を立ててテニスやスキーしてホイチョイの「ヤレる店」読んでナンパして人を「ちゃん付けで呼ぶ」奴らにゲロや死体で嫌がらせしたかった。…

「我々は守りたいのです」話法・雑感

https://twitter.com/sa_kura_10/status/1413500507235045383?s=20 娘が亡くなった翌日、学校から連絡があり、問い合わせに対し、娘がその学校に通っていた事、いじめがあった事をどう回答すれば良いか、問い合わせがあった。 事実を回答すれば良いのではな…

消費と消費者の「自由」な「個人」化の過程・メモ

*1 自分で自由にカネを使えること、日々喰って生き延びるためでない「楽しみ」のために使うこと――「消費」とひとくくりにされてきた内実に、それまでとは違う領域が明らかにあることが意識されるようになっていった経緯。 その結果、ある意味「消費」は「自由」の…

広告代理店の終焉・メモ

五輪やパラリンピックでの競技以外の文化事業でCOOL JAPANを活かしきれていないのは、これまでの広告業界での時代認識が価値観や行動様式が多様化したSNS社会も含む現代大衆社会を広範なおかつ正確に把握しきれていない事も原因ではないかと私は思う。 https…

フリッパーズギターの転変・メモ

90年代のフリッパーズ~小山田/小沢各自のソロ活動においては、音楽作品だけでなく、各メディアでの発言=「言葉」による表現も多々行われた。当時の小山田の態度というのは古い言葉でいうスキゾ・キッズ的なもので、あの酷い発言・表現はその自己演出プロセ…

広告代理店の終焉・メモ

五輪やパラリンピックでの競技以外の文化事業でCOOL JAPANを活かしきれていないのは、これまでの広告業界での時代認識が価値観や行動様式が多様化したSNS社会も含む現代大衆社会を広範なおかつ正確に把握しきれていない事も原因ではないかと私は思う。 https…

トーキョー2020の意味・メモ

東京2020、パクリロゴの件から、セクハラに、豚演出に、障害者いじめに至るまで、ずーっと失敗ばかりなのは「ウソツキだろうが差別だろうがオラついてりゃ勝てる時代」の完全なる終焉であって、これは何千億というお金を投じてようやく膿として出されたもの…

おたくの不寛容・メモ

昔のオタクは不寛容だったっすよ。キン肉マンとか男塾とか銀牙を読むのは脳がない奴扱いというか、ジャンプ系全般に評価の対象外で(バスタードなど一部美少女系を除く)ダイナミック系とか、プロレスも、特撮も円谷以外はバカにされてた。 — メキシカン忍者𓆏…

昭和さま、の召喚・メモ

何かさ、オリンピックって「”昭和さま”を召喚して、あのときの”幸せ”をもう1回持ってきてもらう」っていう、カーゴカルトみたいじゃないか?いや、ここへ来てそうだ、っていうよりも招致のときから。 — 岡部いさく (@Mossie633) 2021年7月18日 何かさ、オリ…

批評空間の罪業

死屍に鞭打つ気で1990年代雑誌を批判するなら、少年期の旧悪を武勇伝化して喋った《クイックジャパン》も罪深いけど、21世紀のいまその人がいじめ武勇伝カマしてるわけではない。21世紀にセクハラ実行した文藝批評家のホームグラウンドだった《批評空間》の…

QJ と小山田佳吾問題・メモ

小山田圭吾がいじめ告白をした90年代前半の「クイック・ジャパン」で私も仕事をしていた。小山田インタビューを担当した編集者も知っている。あの当時もそれなりに衝撃的な記事だったが、炎上することはなかった。ネットが未発達だったこともある。 — 竹熊健…

供養の値段・メモ

寺が、亡父の初盆の供養をせい、お布施は50万だと言ってくる。実は葬儀のときのお布施は70万が最低だというところ、交渉して無理に50万にしてもらったのだが、初盆も葬儀と同額だとあらかじめ寺やJA葬儀に言い含められていた。でも無理だ。そんなん払えない…

和光学園&小山田圭吾問題・メモ

小山田圭吾の虐めの話、小中高和光学園てので「あー」って納得な部分があった…俺は幼稚園のみ和光だが、いじめが行われているのが明らかなのに、基本先生は放置だし、なんなら弱いからいじめられる、強くなれ、ウチはそう言う教育方針でそれが自由ということ…

「サブカル」の美学?・メモ

サブカルチャーに裏通りの美学なんて最初からなかった思う。少なくとも80年代には既になかったし、その上で85年に同じように、今のサブカルはそうしたものがなくなった、サブカルは死んだ」って別役実が言ってる。つまり「今時の若いもんは」と同じなんです…

90年代サブカルの記憶・メモ

クイックジャパンなぁ自分が大学にた90年台後半の美大にはそりゃQJ大好きマン大勢いたし、そういったサブカル勢がドドドって当時の電通目指して頑張っていたしで、そういう世代がアラフィフになって企画制作現場で主導権を握れるようになった結果が今回の東…

アニメと音声の記憶・メモ

大昔のオタクの中には『カリオストロの城』とか『ビューティフルドリーマー』を全編口で再現できる奴がいたのだが、これはおそらくビデオデッキが普及し始めた頃の記憶がある世代にしかいないと思う。 — 樫原辰郎 (@tatsurokashi) 2021年7月15日 大昔のオタ…

おたくとマウント・メモ

古のオタクはとにかく「基礎教養を大事にする傾向」はどこもあったんじゃけどもそれが行き過ぎてしまうと、共通概念に暗黙の了解と常識化を求めだしてだなマニア化した共通概念の先を求めて先鋭化してしまい、触るものみな傷つけては縮小再生産を繰り返し、…

ワクチンこわひ⇒マスクするな

(大学生から話を聞いた)「ワクチン怖い」「マスクするな」が集団ヒステリー的に交友関係から伝染する人がかなり多いみたいです。クラス中が過呼吸になるようなアレ。過去に紹介したデマや陰謀論に目覚めてしまう人と別のパターンですね。 — ハラオカヒサ (…

声優にみる発音の変わり具合・メモ

歳をとった女性声優が若作りして出す声、独特のダミ声のような老化の特徴もあるんだけど、それ以上に言語の変化として音素の世代差が隠しきれていない。若者はマジでガ行が全然鼻に抜けないし、サ行が過剰に無声化して独特のシャリシャリした響きが入る。年…