ことば

本邦ポスモの呪い、の現在・雑感

本邦80年代あたりに猖獗をきわめた「ポストモダン」のありようについて、年来の大ネタのひとつではあるので、この個人的チラ裏(死語だな)に等しい場でも、まあ、折りに触れて俎板の端っこくらいにちょいちょいあげて素材の下ごしらえくらいのことはしてきて…

あるDV譚

https://twitter.com/alalagilegalspc/status/1675461433402982403?s=20 「今夜殺されなければ、明日には自由だ」。2020年の夏の夜。関東地方の自宅で夫との性交渉が終わった時、女性(35)は天井を見上げて思った。「まだ夫婦なんだから、当たり前だろ」と、…

氷河期世代の人生・メモ

【氷河期世代の人生】(1)圧倒的人口を誇る団塊世代(1947-50年生まれ)の子供として生まれる(2)1970年頃〜1982年頃に生まれる(大卒の場合)(3)親世代が人口が多かったのでこの世代も巨大な人口を持つ(4)親世代は言われた通り働いてれば給料が増え専業主婦も当た…

長居してはいけない会社や職場・メモ

昔話だが。今日退職から12年経ったけど。昔は工場で働く機械工でな。とある地方企業で死ぬ一歩手前まで働いていた話。1000人以上くらいいる工場でその工作機を使えるの私ともう1人だけだったけど。リーマンショックで工場はほぼ停止。なのに私だけ死…

広告とテキストの関係・メモ

テキストが増えるとダサい印象が増す感覚ってどこからくるんだろう。知覚的な脳の情報処理のストレスからなのか、文化的なものなのか。日本語圏外でも同様の感覚ってあるのかな。 https://t.co/ffbTTuIj5e— ゆうてん (@cloud10designs) 2023年6月30日 テキス…

付喪神化する「思想」・メモ

ウルトラ雑に社会を考えるのに案外便利なんだよな、日本土着の神仏習合BIOS型宗教。 付喪神…基本的には古い「モノ」に宿ると言われるが、古道具はちゃんと供養するなりしないと魑魅雑鬼になる…つ話でたまに人や動物の姿を得て…っつのもありよね(分福茶釜も…

モニタ越しの「読む」のこと・メモ

電子書籍は「読む」にならんのよ……自分的には(´ω`) タブレットであれPCであれ、モニターの画面を介している時点でもう「読む」にならんのはあれ、なんでなんだろ。視線がすべってゆくというか、文字「列」としてしか認識できなくなるというか。 「書く」の…

クレカ業界の悲惨・メモ

クレジットカード業界の悲惨さ。システム的に見ると地獄じみてて、会員数でみればトップいに踊り出てるのにゴミ客だらけてケツに火が付いたように拡販続ける楽天筆頭にヤバみがつよい。— (๑╹◡╹๑) (@tsuchie88) 2023年6月16日 クレジットカード業界の悲惨さ。…

ライナーノーツ、その他・雑感

かつて、本邦の商品レコードに「ライナーノーツ」という「解説」的なものが必ずつけられるようになっていった経緯について。 「歌詞カード」的な意味あいも含めての「解説」、ないしは収められている楽曲や音楽についての関連情報を提供するという意味での「ライ…

老人と恥・メモ

辛うじてセルフレジについて行けてる前期高齢者:親父殿(74)は「決して肯定はしないけど、店員にキレる老人の気持ちは理解出来るんだよ」と語る。「尋ねる事って恥ずかしいんだよ。自分の無知さや無能さなんか一番直視したくない。ボケが始まってたり肉体…

「キモい」ということ・雑感

「キモい」以下、昨今オンナさんがたの殺し文句的に汎用性が高くなっとる感のあるもの言い、そういうオトコを忌避する批評的もの言いという意味だったらそんなもの、いちいち実際に言葉にして明言せんまでも、個々のココロの裡じゃこれまでだってなんぼでもあ…

日本的コミュ障と孤立・メモ

日本人、察することを「当たり前」としすぎてきて、きちんとコミュニケーションを取ったり、相手に意思や気持ちを確かめないで「相手はこう思ってる!/こう感じてる!」と決めつけてドツボにはまって行ったり、相手とのトラブルが深刻になっていく。私もや…

オンナのリーダーシップ、とは?・メモ

女性にも優れたリーダーはいるが、そういう人は必ず・共同体のために力を尽くす・リスクを取って外敵と戦う・弱い仲間を庇護するという「男らしさ」と呼ぶべき性質を持っている。男はこれらを男社会で自然と身につけるが、女は意識して習得しないと身に付か…

お妾さん、の生き方・メモ

お妾さん、2号さんと呼ばれる立場で子供を産み育て、人生を終えるまで生きた人のリアルな言葉を聞く機会は一般的にはほとんどないんだろう。ファンタジーや妄想の領域だからもてはやされる。「よいものだろう」と思われる。私は縁あって「そういう立場の人達…

50歳無産サマの感慨・メモ

私今50歳で、子ども育てなかった人を自分の友人関係で考えたとき、「ほしくなかった」と言う人ほぼいなくて、「チャンスがなかったor授からなかった」なんだけど、今の20代は「ほしくない」が一定数いるようなので、失われた30年の間に人々の中の子孫繁栄の…

教養とメモの関係・雑感

いろいろあるにせよ、われわれの生きているこの社会や文化、歴史に関する理解の大枠の最低線くらいは、「大学」なり「学問」なりが、まあ、担保してくれているんだろうな、という漠然とした信頼程度すら昨今、失われつつあるように感じる本邦いまどきの状況とい…

「詩」と「詩人」の再発見、とか・メモ

何度かすでに似たような趣旨のことをボヤいたり触れたりしているけれども、ぶっちゃけ前世紀の活字/文字しか読まない日々を送るようになって久しい。「あたらしい」ものはそれだけで何か雑音、ノイズ、ものを落ち着いて考えようとする際の夾雑物になる、そ…

口と舌、しゃべること、の老化について

老化というのは理屈でも能書きでもなく、ミもフタもなくわれとわが身、この生身のカラダの個別具体として日々、思い知らされてゆくものだということは、もう40代の終わりくらい、50代にさしかかる頃には一応、わかるようにはなってきていた――つもりではあっ…

論文ばかり読んでいるとバカになる

論文ばかり読んでいるとバカになるぞ――なんかそう言ったことがある。いつ、誰に対してだかは忘れた。けれども、そう言った時のその相手の顔つきに、明らかに軽蔑と落胆と、ああ、こいつは相手にしない方がいい物件だったよな、といういまさらながらの気づき…

「歴史家」とクレーマー

どこかの郷土博物館だか民俗資料館だかの歴史学者の館長と、地元のいわゆる郷土史家みたいな御仁がバトってるらしい、という話。自分で調べてみないと何とも言えない。せめて両説の根拠となるところくらい書いてくれ。体験談で言うと「私の説を聞いてくれ」…

グレた友だちのこと・メモ

小学生の時に仲良かった女の子が中学でグレて、中3で少年院。 出てから偶然道で会った。 誘って家に来てもらった。 お菓子とお茶を出しただけだった。 派手なネイル。 ニコニコしてた。 あの子が中1の時にやってきた新しいお父さんに無理やりセックスさせら…

雑書の行く末、のこと

大学に拉致されたまますでにほぼ3年、いずれやくたいもない雑書の山なれど、裁判の決着がどのようになるにせよ、来年3月には泣いても笑っても定年の身の上、研究室と学科実習室にあるそれら雑書古書からVHSビデオやらその他LD、DVなどのレガシーメディア再…

富裕層の「教育」、貧困層の「教育」・メモ

富裕層の親の教育は「○○した方がいい」が多くを占める一方で、してはいけない事は少ない。例えば英国エリートの若者はパーティで金で買った女で遊んで、食い物投げて騒いで、部屋をメチャクチャにしたあと掃除を全部移民の掃除夫に押し付けるが、最終的には…

いつかほんとうのじぶんになる日・メモ

信託SOを持っている、それは希望だった、今の自分は助走、俺は他の奴らとは違う、普通じゃないんだ、今の住まいは仮の住まい、今は電車だ、しかしいつの日かベンツにポルシェだ、希望がある、今の姿は仮の姿、いつか、いつの日か今の仮の自分じゃない自分に…

映画とアニメのあいだ、の記憶・メモ

私は高校の時、映画部に所属していたが、ちょうど私が入部したあたりからアニメブームになり、映画部の部員の殆どがアニメに心を奪われてしまった。「ゴダールが、フェリーニが、クロサワが…」の世界が「ヤマトが、ガンダムが、ミヤザキ・スン(当時は名前が…

点と線、そして面への道行き・雑感

前世紀のもの、それも半世紀もそれ以上も前のものも当然に〈いま・ここ〉として読むような日々をずっとしてきていると、かつての雑誌に当時の無名の若い衆として掲載された署名記事が、昨今の情報環境の有難さ、検索してみると、のちに名のあるあんな御仁こ…

毒親の記憶・断片

これ、書いたらミュートするから反応できないと思う(傷つきたくない笑)小学校三年生の時だ。笛吹きケトルの音が鳴り止まなくて、きっとお母さんが泥酔して火を消し忘れたんだと思ってキッチンへ行った。案の定シンクにもたれて酔い潰れてた。火を消して「危…

人の道、という規準・雑感――あるいは、一歩進んだちんぽ騎士の症状

つまるところ、男子は小さな頃から街をぶらぶらして自分に合う仕事を探し、女子は小さな頃から家の手伝いをして家事堪能になり、15歳に成人して、18歳ごろまでに男子は見つけた仕事で生活基盤を整えて女子を嫁に迎える、というのが人間であって— 砂鉄 (@sate…

(ボクの大事な)「京都学派」という無意識

このNOTES、あまりナマものというか、Twitter空間などで敏感にあたりさわりそうなお題は、そのまま触れて出しでなく、走り書き程度に備忘録として記したのち、少し「寝かせて」おいてから、あらためて自分の裡で咀嚼して整えるようにはしてきているのだけれ…

魂の領域の仕事・メモ

お金に換算されない「魂の領域の仕事」ってのはあって、例えば家族の中で誰か1人はその家族の抱える歪みを背負う役になったりするけどそれは“魂の仕事”なんよね。それはきちんと何らかの形で報酬や評価をしないと家族関係は悪化する。— 散歩 (@joybuda) 2023…